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ゴールデンウィークも慌ただしく過ぎ去り、かえって通常の週末のほうが心安らかに過ごせる土曜の昼下がり。本日の仕事も一段落したので仙台が誇る国宝建築物「仙台総鎮守 大崎八幡宮」を訪ねてみました。
由緒は平安の時代にさかのぼり、坂上田村麻呂が東夷征伐に際して武運長久を祈念し、守護神である宇佐八幡宮(全国に4万社余ある八幡様の総本宮)を現在の岩手県奥州市に勧請(かんじょう)し、その後大崎市を経て、伊達政宗公が現在の地に遷座されたとのこと。
小正月に開催される「松焚祭(まつたきまつり)通称 どんと祭」の裸参りで有名ですね!
こちらは一ノ鳥居です。遠目で見たときには気が付きませんでしたが、八の字が鳥のモチーフになっていました。酉年生まれで鳥好きの自分にはたまらない扁額です。
周囲には、伊達家の家紋である「日の丸」「竹に雀」「蟹牡丹」「丸の内に三つ引き両」「九曜」「竜胆車」の六紋の装飾。
掃除の行き届いた清潔な参道の先に二ノ鳥居です。一ノ鳥居に比べると地味な鳥居ですが、四代藩主伊達綱村公が寄進した宮城県の有形文化財です。
四ツ谷用水掘り(伊達政宗公の命で作られた用水路)に架かる橋を渡ると、立派な石畳の階段(踊り場を入れて合計ちょうど100段)。二ノ鳥居をくぐると仙台市街の喧騒から少し離れた静寂な雰囲気に包まれます。
五代藩主伊達吉村公寄進の三之鳥居。御社殿までの奥行きを感じさせる整然とした表参道を前にすると、一歩一歩自然と心が落ち着いていくようです。
写真では紹介しておりませんが、こちらの参道の左脇にも大きなスペースがあり、1月の松焚祭、9月の例大祭の際の流鏑馬会場になるようです。本日は、6月10日に開催される「杜の都の音楽祭inはちまん」のステージが設置されていました。
こちらは重要文化財の長床です。奥に控える本殿の華やかさに比べ、非常に落ち着いたシックな造りとなっており、その対比がまた憎い演出です。
こちらが本命・国宝の御社殿です。黒漆に極彩色の彫刻や飾金具が際立ちます。
黒い社殿なので掃除をしている巫女さんの純白と朱色の装束が一段と映えますね。
う~ん。素晴らしい色彩美です。
当時伊達政宗公の命により、豊臣家召抱えの当代随一の巨匠達を招き1604年から造営され3年の歳月を経て1607年に完成したそうです。
桃山建築の傑作ということですが、かなりフレッシュに見えるのは、平成11年から6年の歳月をかけて創建以来初めての大規模修理工事が行われ、平成18年には鎮座400年記念大祭を催したというのが現在の社殿。とても綺麗に復元されております。
現在も美装工事が続けらているとのことで、ここ前後数百年の間では今が最も状態が良い時期なのではないでしょうか。
束の間の「心の癒し」を堪能しつつ、広瀬川まで散歩。広瀬川沿いの遊歩道も気持ちが良さそうです。
河原ではスポーツやバーベキューをする若者達や、川辺でエサ取りをしているセキレイなどゆったりとした黄昏の時間が流れていました。
仙台総鎮守 国宝 大崎八幡宮
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